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思春期なのです。

第3章 予想的中

でもどこか優しくて…。
なんだろう。うまく言えない。

ふと、胸を這っていた舌が止まった。

「亜紀はえっちだな」

「え…?」

「こんなに舐めてても、乳首固いまま」

こいつ…!
かあっと顔が赤くなったのが自分でも分かった。

「ここはどうなってるかな…」

目を細めたまま、あたしのショーツのなかに手をいれた。
それだけでクチュっと音がなる。

「やあっ」

胸とは比べ物にならない感覚が襲ってきた。くすぐったいけど、なんかそれだけじゃ言い表せないなにか。

ビクビクと体を震わせるあたしに追い討ちをかけるように囁く。

「びしょ濡れじゃん」

その表情はやっぱりニヤリと笑っていた。鼻歌でもうたいだしそうなご機嫌っぷりだ。

こいつ、Sじゃない。

ドSだ。

その長細い指でクリトリス(だったっけ)を、触れるか触れないかくらいのちから加減で弄ぶ。

「どう…?」

そんなこと言われたって…

「わかんないよっ…」

「じゃあ、もっとしたげる」

なんでそうなるの、という前にスルッと脱がされてた。さらに両足を左右に広げてきやがった。

「やだあ!」

羞恥心がいっきに沸いてきて、露になったそこを手で隠す。

「隠さないで」

そんな抵抗は虚しく剥がされてしまった。

「分かんないんでしょ…?だったら、分かるまでしてあげる」

そう言って、赤く熟した突起と舌でとらえた。


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