思春期なのです。
第5章 学校
アパートから10分くらい歩いたところにあたしの通う学校がある。それはただのビルで、学校というには少し違和感を感じるだろう。
コンクリートの階段を上ってすぐ左に、事務室と書かれたプレートがぶらさがている扉を開けた。そこには二人の成人女性がいた。
「亜紀ちゃん、おはよう」
「おはよ~」
永原先生と、三野先生。二人ともここの教師で、この部屋はいわゆる職員室。とても狭く、二つのデスクと棚だけで部屋の8割を占めている。
「おはようございます」
にっこり笑顔を貼りつけて挨拶し、出席簿に丸をつけて、すぐに教室へ向かった。
コンクリートの階段を上ってすぐ左に、事務室と書かれたプレートがぶらさがている扉を開けた。そこには二人の成人女性がいた。
「亜紀ちゃん、おはよう」
「おはよ~」
永原先生と、三野先生。二人ともここの教師で、この部屋はいわゆる職員室。とても狭く、二つのデスクと棚だけで部屋の8割を占めている。
「おはようございます」
にっこり笑顔を貼りつけて挨拶し、出席簿に丸をつけて、すぐに教室へ向かった。