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思春期なのです。

第5章 学校

学校周辺はとても栄えている。駅からも近いし、なんでもそろっている。

もちろん飲食店もゴロゴロあるのだけど、二人で行くところはいつも決まった、学校から一番近いファミレス。

店員さんに誘導された席に座って、一番安いドリアを注文した。美羽はハンバーグを注文したようだ。しかもライス大盛。

「美羽ってほんとよく食べるよね」

「そうかな?」

美羽は食べることが好きなよう。もちろん大食いなのに太くなく、痩せすぎてもなく、丁度いい体型を維持できている。

「亜紀が食べなさすぎなんだよ。また痩せたんじゃない?」

「あたしは…あんま食べると胃もたれするんだよね」

食費を削って生きていくと自然に胃袋が小さくなる。

「うわ少食すぎでしょ」

私には考えられないなー。と、美羽水をのみながら言った。


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