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思春期なのです。

第5章 学校

その後は質問攻めだった。
いつ付き合いはじめたの、どこで知り合ったの等々…。

愁は質問攻撃を受ける前にどっかいったからあたし一人で全部答えるはめになった。もうグッタリ。

「そっか~亜紀に彼氏か~!いいね、幼馴染って!」

「そ、そうかな」

美羽はとても楽しそうだ。そんなに気になるもんなのかな、人の恋愛事情って。

「しかも超イケメン!羨ましいよ」

「え、そう?」

「そうだよ!」

えーあいつがイケメン?全く意識したことないんですけど。

でもそういえば、中学のとき愁を見つめてる女の子が多かったような…。

「…あいつモテモテだったな」

「でしょ?かっこいいもんモテなきゃおかしい!」

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