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16才の初恋

第2章 桜




私は桜と遊んだ。

おどるように、ヒラヒラと舞い落ちてくる桜。

鮮やかな色とやわらかな香りに包まれて、時間がたつのも忘れていた。


「何してんの?美紀。」

不意に声をかけられ、驚きつつも振り返る。

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