
16才の初恋
第10章 体育祭
こうして、応援団は団長、団員、演奏部隊に分かれた。
団長と団員は男子で決めてもらっていたので、男子が集まっている所に聞きに行った。
『団長さんと団員は決まりましたか~?残りは演奏部隊に来てもらいますよ。』
「あー、団長俺。」
そう言ったのは、拡声器の彼だった。
『あっ、じゃ団長さんとお話するので、他の人は少し待っててね。』
『えっと、団長さんの…』
「大志。成宮大志だ。」
『私は、藤枝美紀。じゃさっそくなんだけど、成宮くんには…』
大「大志。」
『えっ?』
大「大志でイィよ。」
