
なぜ?
第14章 訪問者
車は名津子の家に到着した。
「ジョディ、ありがとう。」
「どういたしまして。お礼はデートでいいわよっ!」
「前向きに考えとくよ。」
「きっとよ~!名津子によろしく!」
ジョデイは車の窓から手を振りながら帰って行った。
勝手知ったる玄関を開けてリビングに行くと、名津子が猫に囲まれてソファでうたた寝していた。
ジュノのヤツ、寝かせてないな…
っていうか、猫、何匹いるんだ?同じような柄の猫ばっかり、しかもうちの犬よりはるかに大きい。後で訊こ。
起こさないようにダイニングに行きコーヒーを淹れてると、名津子が起きてきた。
「テギョンさん、いらしてたんですか?コーヒーなら淹れますよ?」
「おはよう名津子。寝不足?」
「そういうわけじゃ…」
名津子、クマできてるぞ。バレバレだ。
コーヒーを持ってリビングに戻ると、さっきまでたくさんいた猫たちが1匹だけになっていた。
「猫ってもっといなかった?」
「ああ、隠れちゃいましたね。私にしか懐いてないんで、誰か来ると逃げちゃうんです。」
「何匹いるの?」
「10匹。言いませんでしたっけ?」
「いや、ブリーダーでもやってんの?同じ猫ばっかりだったけど。」
「違いますよ。元は捨て猫とか野良猫です。親子で拾ったりしたから、似てるんですよね~。」
猫のことをうれしそうに話す。拾ったと言ってるが、きっとかわいそうで見捨てられないんだろう。優しいオンナだ。猫も名津子の優しさがわかってるんだろう。
特に大きな1匹は、片時も名津子から離れない。
コイツか…ジュノの天敵は。黒豹って感じだな。
「どころでジュノとミンジュンは?」
「買い物に行きました。そろそろ帰って来るはずなんだけど。」
pipi
ジュノからLINE?
「名津子に触るな。」
は~っ。ミンジュン。俺も無理かも。
「ジョディ、ありがとう。」
「どういたしまして。お礼はデートでいいわよっ!」
「前向きに考えとくよ。」
「きっとよ~!名津子によろしく!」
ジョデイは車の窓から手を振りながら帰って行った。
勝手知ったる玄関を開けてリビングに行くと、名津子が猫に囲まれてソファでうたた寝していた。
ジュノのヤツ、寝かせてないな…
っていうか、猫、何匹いるんだ?同じような柄の猫ばっかり、しかもうちの犬よりはるかに大きい。後で訊こ。
起こさないようにダイニングに行きコーヒーを淹れてると、名津子が起きてきた。
「テギョンさん、いらしてたんですか?コーヒーなら淹れますよ?」
「おはよう名津子。寝不足?」
「そういうわけじゃ…」
名津子、クマできてるぞ。バレバレだ。
コーヒーを持ってリビングに戻ると、さっきまでたくさんいた猫たちが1匹だけになっていた。
「猫ってもっといなかった?」
「ああ、隠れちゃいましたね。私にしか懐いてないんで、誰か来ると逃げちゃうんです。」
「何匹いるの?」
「10匹。言いませんでしたっけ?」
「いや、ブリーダーでもやってんの?同じ猫ばっかりだったけど。」
「違いますよ。元は捨て猫とか野良猫です。親子で拾ったりしたから、似てるんですよね~。」
猫のことをうれしそうに話す。拾ったと言ってるが、きっとかわいそうで見捨てられないんだろう。優しいオンナだ。猫も名津子の優しさがわかってるんだろう。
特に大きな1匹は、片時も名津子から離れない。
コイツか…ジュノの天敵は。黒豹って感じだな。
「どころでジュノとミンジュンは?」
「買い物に行きました。そろそろ帰って来るはずなんだけど。」
pipi
ジュノからLINE?
「名津子に触るな。」
は~っ。ミンジュン。俺も無理かも。
