
なぜ?
第14章 訪問者
それからジョディは、名津子が結婚を控えた別れた恋人に、轢き逃げされお腹の子供ごと殺されるところだったという話をした。
「結局名津子は何とか助かったけど、子供は流産して…犯人を見てるはずなのに、名津子は知らないって言い張って。自分を殺そうとしたオトコを庇うのよ?私なら警察につきだしてやるのにっ!」
「それだけ好きだったってこと?」
「恐らく。どっぷりとソイツに浸かってたのね。洗脳とも言えるけど。」
「ソイツはどうなったの?」
「結婚してすぐに市長になって。でもね、収賄と麻薬で捕まって檻の中よ。」
「まさか…」
「そう、慶一郎さんよ。名津子にされたことの仕返し。名津子は知らないけど。
慶一郎さん、名津子を放置したことをすっごく後悔してね、引退してた私を名津子の護衛につけたの。ジュノのことも、もちろん調査済みよ。だからリナのこともバレてるわ。あっリナは日本への入国は禁止されてるから。」
「それも名津子は知らないの?」
「ええ、知らないわ。勘づいてはいるみたいだけど、ハッキリとは知らないわ。でもねテギョン。リナのことは名津子に話した方がいいと思うの。ジュノが話すとは思えないけど。」
…リナか。ジュノ、オマエは隠し通すつもりか?
名津子はきっと勘づくぞ。
「結局名津子は何とか助かったけど、子供は流産して…犯人を見てるはずなのに、名津子は知らないって言い張って。自分を殺そうとしたオトコを庇うのよ?私なら警察につきだしてやるのにっ!」
「それだけ好きだったってこと?」
「恐らく。どっぷりとソイツに浸かってたのね。洗脳とも言えるけど。」
「ソイツはどうなったの?」
「結婚してすぐに市長になって。でもね、収賄と麻薬で捕まって檻の中よ。」
「まさか…」
「そう、慶一郎さんよ。名津子にされたことの仕返し。名津子は知らないけど。
慶一郎さん、名津子を放置したことをすっごく後悔してね、引退してた私を名津子の護衛につけたの。ジュノのことも、もちろん調査済みよ。だからリナのこともバレてるわ。あっリナは日本への入国は禁止されてるから。」
「それも名津子は知らないの?」
「ええ、知らないわ。勘づいてはいるみたいだけど、ハッキリとは知らないわ。でもねテギョン。リナのことは名津子に話した方がいいと思うの。ジュノが話すとは思えないけど。」
…リナか。ジュノ、オマエは隠し通すつもりか?
名津子はきっと勘づくぞ。
