
なぜ?
第3章 変化
風が強くなって、ほんのり湿っぽくなってきた。
雨になる。まずい!
「ガブリエル。人を探しに行くよ。とっても大事な人なの。気づいたら教えてね。」
「ブー」
わかっているのかいないのか、ガブリエルは大きく鼻を鳴らして返事をした。
確か北側の海岸に続く山の中で見失ったって言ってた。
途中までは平坦な道が続くから、それまでにスピードを上げて、
少しでも早くジュノさんを見つけないと…
しかし一向にジュノの姿はない。名前を叫んでも返事もない。
まさか谷に落ちた?イヤな予感とジュノさんの笑顔が交互に頭を過る。
ステージに立つジュノさんが、6人揃ったグループが見れないなんて、絶対にいや!必ず見つける!それだけを思ってガブリエルを走らせた。
山に入る直前、ガブリエルが突然止まった。
「どうしたの?」
ガブリエルの視線の先に黒くて小さな固まり。
ゆっくり近づいて確認すれば、それはジュノさんが被ってたヘルメット。
ってことは、落馬したのはこの辺?
その時 数メートル先が下り坂になっていることに気づいた。
さらに近寄れば、下には川が流れている。
あっ!いたっ!
「ジュノさん!ジュノさん!」
「…」
返事がなければ、動きもしない。
雨になる。まずい!
「ガブリエル。人を探しに行くよ。とっても大事な人なの。気づいたら教えてね。」
「ブー」
わかっているのかいないのか、ガブリエルは大きく鼻を鳴らして返事をした。
確か北側の海岸に続く山の中で見失ったって言ってた。
途中までは平坦な道が続くから、それまでにスピードを上げて、
少しでも早くジュノさんを見つけないと…
しかし一向にジュノの姿はない。名前を叫んでも返事もない。
まさか谷に落ちた?イヤな予感とジュノさんの笑顔が交互に頭を過る。
ステージに立つジュノさんが、6人揃ったグループが見れないなんて、絶対にいや!必ず見つける!それだけを思ってガブリエルを走らせた。
山に入る直前、ガブリエルが突然止まった。
「どうしたの?」
ガブリエルの視線の先に黒くて小さな固まり。
ゆっくり近づいて確認すれば、それはジュノさんが被ってたヘルメット。
ってことは、落馬したのはこの辺?
その時 数メートル先が下り坂になっていることに気づいた。
さらに近寄れば、下には川が流れている。
あっ!いたっ!
「ジュノさん!ジュノさん!」
「…」
返事がなければ、動きもしない。
