
なぜ?
第17章 悪夢
ジュノさんの腕の中にいるうちに、いつの間にか私も眠ってしまった。
ジュノさんの温かい体温と、匂いに包まれて、すごく幸せな時間だった。
でも、もうこの温もりを手放さないといけない。
覚悟を決め、腕から出て起き上がると、足を引っ張られた。
「きゃっ!」
転んで足元を見ると、輪っかが足首に填まっている。その先には大きな鉄の塊。
えっ?何これ?
「あ~あ、勝手に起きるから。大丈夫?」
ジュノさんは私を起こしに来てくれた。
「何これ?」
「ん?見てのとおり足枷。名津子が俺から逃げないように。」
「えっ?」
「名津子が俺の許可なくどっかに行かないようにね。気に入った?」
「…」
コンコン。
部屋のドアがノックされる。
「ジュノ!開けて大丈夫か?」
「ちょっと待って!」
ジュノさんは私にブランケットをかけ、下着を身に付けると、ドアを開けた。
テギョンさんとミンジュンさんが顔を出す。
「俺たち、先にソウルに戻るから。」
「うん。気をつけて。」
「名津子…えっ!?…ジュノ、名津子の足に何を付けたんだ?」
「足枷。逃げられたら困るじゃん。」
「オマエ…名津子に嫌われるぞ!」
「そんなことあるはずないでしょ?俺のこと大好きなんだから。」
「名津子、ムカついたら殴れよ。」
テギョンさんたちは、挨拶が済むとソウルに戻っていった。
家に残されたのは、ジュノさんだけ。
「やっと邪魔者が消えた!名津子、これでキッチンでもリビングでもやりたい放題だぞ!良かったな!」
そう言ってジュノさんは私からブランケットと取り上げた。
「えっ!?ちょっと!」
「何?今さら恥ずかしがっても遅いって!俺の前じゃ裸でいる時間の方が長いんだし。」
「…」
「おいで。」
私は差し出された手を掴んだ。
ジュノさんの温かい体温と、匂いに包まれて、すごく幸せな時間だった。
でも、もうこの温もりを手放さないといけない。
覚悟を決め、腕から出て起き上がると、足を引っ張られた。
「きゃっ!」
転んで足元を見ると、輪っかが足首に填まっている。その先には大きな鉄の塊。
えっ?何これ?
「あ~あ、勝手に起きるから。大丈夫?」
ジュノさんは私を起こしに来てくれた。
「何これ?」
「ん?見てのとおり足枷。名津子が俺から逃げないように。」
「えっ?」
「名津子が俺の許可なくどっかに行かないようにね。気に入った?」
「…」
コンコン。
部屋のドアがノックされる。
「ジュノ!開けて大丈夫か?」
「ちょっと待って!」
ジュノさんは私にブランケットをかけ、下着を身に付けると、ドアを開けた。
テギョンさんとミンジュンさんが顔を出す。
「俺たち、先にソウルに戻るから。」
「うん。気をつけて。」
「名津子…えっ!?…ジュノ、名津子の足に何を付けたんだ?」
「足枷。逃げられたら困るじゃん。」
「オマエ…名津子に嫌われるぞ!」
「そんなことあるはずないでしょ?俺のこと大好きなんだから。」
「名津子、ムカついたら殴れよ。」
テギョンさんたちは、挨拶が済むとソウルに戻っていった。
家に残されたのは、ジュノさんだけ。
「やっと邪魔者が消えた!名津子、これでキッチンでもリビングでもやりたい放題だぞ!良かったな!」
そう言ってジュノさんは私からブランケットと取り上げた。
「えっ!?ちょっと!」
「何?今さら恥ずかしがっても遅いって!俺の前じゃ裸でいる時間の方が長いんだし。」
「…」
「おいで。」
私は差し出された手を掴んだ。
