
なぜ?
第19章 別れの時
玄関の外では、ジョディが車で待っていた。
「おはようジュノ。空港まで送るわ。」
「ジョディ、おはよう。悪いな。」
荷物をトランクに詰め、助手席に乗る。
「ところで名津子は?」
「悪い。抱き潰した。」
「えっ!?アンタ、何回したのよ!?」
「…覚えてない。」
ジョディは深い溜め息とともに、車を発進させた。
「それで、名津子は?」
「だから、寝てるって。」
「違うわよ。記憶の上書きのことよ。」
「ああ、俺にレイプされたことにすり替えた。」
「…で、その結果抱き潰した、と?」
「いや、それは別。俺が名津子を離したくなかったんだよ。」
「…」
執着心とか、独占欲なんて、俺には関係ないって思ってたけど、すごい強かったんだな。今までのオンナにはそんなこと思ったこともなかった。でも、名津子だけはどうしても手放したくない。俺だけのもの。誰にも渡さない。
「それで、いつ帰ってくんの?」
「ん?早ければ3ヶ月後かな?ドラマの都合で、どうなんのかわかんないけど。」
「それまで名津子は放置?」
「放置って…とりあえず土産は置いてきた。」
俺は名津子とお揃いの馬蹄のネックレスを見せた。
「それ、GPSでも仕込まれてんの?」
「そんな訳ないじゃん。っていうか、そんなことできんの?」
「…」
「なあジョディ。」
「アンタ、そのうち名津子の家中にカメラ付けて、監視しそうね。」
「別に、そんな変態みたいなことしないし!俺は名津子が淋しくって寝れないことがないように…」
「お生憎様。邪魔者ジュノがいなくなれば、猫たちが名津子と一緒に寝るわよ!名津子のベット、スッゴい大きいと思わなかった?」
「うん。」
「10匹の猫と寝てんのよ、」
なんだ、猫か…良かった、オトコじゃなくって。
名津子のことは信用してるけど、万が一ってことがある。
大体ジョディが名津子を襲わないなんて、保証はないし…
自然と顔がにやけていく。
「キモッ!」
ジョディの暴言すら、ムカつかない。俺は寛大なオトコだ。
「おはようジュノ。空港まで送るわ。」
「ジョディ、おはよう。悪いな。」
荷物をトランクに詰め、助手席に乗る。
「ところで名津子は?」
「悪い。抱き潰した。」
「えっ!?アンタ、何回したのよ!?」
「…覚えてない。」
ジョディは深い溜め息とともに、車を発進させた。
「それで、名津子は?」
「だから、寝てるって。」
「違うわよ。記憶の上書きのことよ。」
「ああ、俺にレイプされたことにすり替えた。」
「…で、その結果抱き潰した、と?」
「いや、それは別。俺が名津子を離したくなかったんだよ。」
「…」
執着心とか、独占欲なんて、俺には関係ないって思ってたけど、すごい強かったんだな。今までのオンナにはそんなこと思ったこともなかった。でも、名津子だけはどうしても手放したくない。俺だけのもの。誰にも渡さない。
「それで、いつ帰ってくんの?」
「ん?早ければ3ヶ月後かな?ドラマの都合で、どうなんのかわかんないけど。」
「それまで名津子は放置?」
「放置って…とりあえず土産は置いてきた。」
俺は名津子とお揃いの馬蹄のネックレスを見せた。
「それ、GPSでも仕込まれてんの?」
「そんな訳ないじゃん。っていうか、そんなことできんの?」
「…」
「なあジョディ。」
「アンタ、そのうち名津子の家中にカメラ付けて、監視しそうね。」
「別に、そんな変態みたいなことしないし!俺は名津子が淋しくって寝れないことがないように…」
「お生憎様。邪魔者ジュノがいなくなれば、猫たちが名津子と一緒に寝るわよ!名津子のベット、スッゴい大きいと思わなかった?」
「うん。」
「10匹の猫と寝てんのよ、」
なんだ、猫か…良かった、オトコじゃなくって。
名津子のことは信用してるけど、万が一ってことがある。
大体ジョディが名津子を襲わないなんて、保証はないし…
自然と顔がにやけていく。
「キモッ!」
ジョディの暴言すら、ムカつかない。俺は寛大なオトコだ。
