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なぜ?

第3章 変化

何喋ってんだよ!しかも英語とかあり得ないし!
クンヒョンもテクヒョンも日本語話せるんだから、日本語で喋れよ!
そうしたら、俺にも名津子の喋っていることがわかるのに…

あ~っ、完全に起きるタイミング逃した!
せっかく名津子連れて来てもらったのに!

その時テギョンの電話が鳴った。マネージャーからのようだ。
いいぞマネージャー、グッジョブ!

「今からメンバーとマネージャーが名津子に頼みがあるから来るって。」
はっ!?来る!?今のはわかったぞ!
マネージャー、どうして邪魔すんだよ?俺、何かしたか?

すぐにメンバーとマネージャーが俺の部屋に来た。

「名津子さんごめんね。」
「いえいえ。頼み事って私でお役に立てそうなんですか?」
「うん。名津子さんじゃないと困るんだ。
明日の朝に僕たちは戻るんだけど、ジュノを連れてくのは無理そうなんだ。
で、ジュノの面倒をみてくれないかな?」
「それは全然構わないんですけど、私も金曜日には日本に帰るんです…」
「来週の月曜日には、名津子さんの自宅に引き取りに行くから、それまでジュノを預かってもらえないかな?邪魔だろうけど。」
おいっ!マネージャー!誰が邪魔なんだ!?

それからマネージャーは名津子が決して断れないように、
外堀を埋めながら名津子が了承するように仕向けた。
元々お人好しの名津子を海千山千のマネージャーがおとすなんて、簡単な話だ。

「わかりました。責任もってお預かりします。ジュノさんを連れて日本に戻ります。」

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