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なぜ?

第3章 変化

「ありがとう!ホントに助かるよ!じゃあ、明日は早いから僕たちはこれで失礼するよ!」
マネージャーは名津子が了承した瞬間、メンバーを連れてとっとと帰って行った。
残されたのは、俺と名津子だけ。

マネージャー。俺のこと散々言ってくれたけど、メンバーごと消えて、名津子と二人っきりにしてくれたことに免じて許してやるよ。しかも、月曜日まで名津子と一緒とか!うれしい!お邪魔虫がいない名津子との生活!

俺はにやける顔を見られたくなくて、布団で目元まで隠した。


「ジュノさん。寝てるの?」
メンバーを見送った名津子が、俺のすぐそばまで来て膝を付いた。
「良かった。大した怪我じゃなくて。」
名津子の手が前髪を上げて、おでこにキスを落とした。

「ゆっくり寝てね。おやすみなさい。」
そのまま名津子は部屋から出てった。

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