テキストサイズ

なぜ?

第4章 想い

アイツ、何した?
俺は名津子が出てったと同時に起き上がった。
今、キスしたよな?でこだけど。嘘じゃないよな?
偶然当たった?そんなわけあるか?!わざわざ前髪退けたし!

もしかして名津子は俺のことが好き?
そうだよな?好きじゃなきゃ、俺を探しになんて来ないよな?
俺の面倒をみるなんて言わないよな?


……ふっふっふっふ!なんだ、名津子は俺のことが好きなんじゃん!
そうかそうか、それなら初めからそう言ってくれればいいのに。
照れてんだな。


今から名津子に会いに行くか?
いやいや、いきなり夜中に行くなんて、飢えて夜這いかけるようなもんだし。
でも、名津子は待ってるかもしれない。恥をかかせるのも悪い。

ああ~っどうすりゃいいんだっ!

メンバーに相談する?
テクヒョンは最悪だ。俺も行くとか言い出して、着いてくるに決まってる。邪魔だ。
ウヨンとニクヒョンは、止めるよな?
チャンソンは……寝てるな。起きるわけがない。

残るはミンヒョン……
そうだよ!ミンヒョンだよ!一番真っ当な答えが来るはずだ!


俺は早速ミンヒョンの部屋に向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ