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「カット！お疲れ様でした！」
監督のかけ声で無事に撮影は終了した。


来てみてわかった。本当に良いところだ。
時間がゆったりと流れていた。

テレビやインターネットなどのインフラは充分に完備されていながら、溢れる自然。
昔と現在が共存共栄した島だ。

予定より１日早く撮影が終わり、俺たちには休みが来た。
曲のできていない二人は、そのまま仕事らしいが、
この島にいれば、きっとできあがるのも早いだろう。



「ねえテギョン。あれ…」
ニックンが指差す先を見ると、大きな黒い馬とオンナが一人。
「あの子って同じ飛行機にいた子だよね？」
「ああ、そうだな。」
俺たちはそのままオンナを見ていた。
そのうち、馬の影にオンナが隠れたと思ったら、次の瞬間馬に飛び乗り、
あっという間に走っていった。

「アイツ。上手いな。」
「カッコいいね～。僕たちもやる？」
「そうだな。誘ってみるか？」