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上エッチ新幹線

第2章 浜崎健太の事情①

「試験なら始まってるよ。健太のカノジョも
始まったみたい。ほら、見てみて」

恐る恐る振り返る。

「……菜々子」

俺らの居る個室に背を向け
通路側に座っている菜々子は
仲谷の首に手を回し
キスをしていた。

「菜々子ぉ!!!」

俺は叫びガラスを叩き割ろうとした。

「ムダ。防音の強化ガラスだから」

椎名理佳が背後から
俺の腰に手を回す。

「私だけを見て……ね?健太」

そして背中に顔を擦り付けるような仕草。

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