テキストサイズ

異世界での出来事

第5章 都会へ

エミリと合体したのはいいが寝れない。

興奮したまま妄想が暴走してしまったために。

まだ、夜明け前の薄暗い中

竹を切り水筒を作る。牛乳を入れて売るためだ。

それに村の子供たちのことも忘れない。

販売用100本、子供用20本。

子供用を竹筒に詰め、冷たい水で冷やす。

袋を竹で編むが100本の筒は入らない。

一杯入る袋でないとなぁ!

竹で編んだ袋が、革製のショルダーバックに変わる。

このバックでも10本も入らない。

諦めて、バックに1つ入れたら、手が肩まで入った。

どんどん入る。魔法のバックの出来上がり。

100本入れても重くない。

細い先端付近の竹でワルサーを作る。竹を束にしただけのワルサー。

銃口は9mmだが、もう少し大きく太い丈夫な竹で作ってみた。

光りだし、鉄で出来たワルサー?が出来上がる。

銃口が太くて口径は22mm。ワルサーではないワルサーが出来上がった。

ワルサー改。と名づけて、竹の皮でホルダーを作った。

また光り、牛革のホルダーが出来上がった。

竹でナイフを作っても、鉄製のナイフになり、竹で包丁を作れば、鉄製の包丁になった。

ホルダーにナイフを入れる小袋を作って置いたら、革製になった。

便利だなぁ!魔法って。

ホルダーにワルサーとナイフを差し、家に戻る。

子供たちがもう来ていた。

ナーシャさんに経緯を話、首都まで行くことにした。

昨日の魔石もショルダーバックに入れる。

昨日の鳥肉とくだものをだし、子供たちの昼御飯にした。

2、3日首都に行ってきます。

桶に水を入れて家を出る。

腕時計を見れば午前8時。

街道を歩いていると、商人の馬車が通ったので、牛乳1本で乗せてもらった。

街道で魔物が出たが、ワルサーの試し撃ち。

一発で散りとなった。

魔石は商人に差し出した。乗せてもらっているお礼に。



ようやく首都に着いた。

商業ギルドを商人に聞き、歩いてギルドにいく。

商業ギルドはすぐ判った。冒険者ギルドの目の前に立っていた。

商業ギルドに入って、受付に向かう。

「こんにちは、今日はどのようなご用件でしょうか?」

「魔石と牛乳を売りたいんですけど。」

「物品カウンターはあちらですが、ギルドカードをお持ちですか?」

「はい、これですか?」賢者様に頂いたカードを財布から出す。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ