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アップルパイと君の隣で

第3章 お泊り会


ただいま22時。私は佳奈と2人っきりで自宅にいる。

「先輩、先輩!私パジャマ忘れちゃったんで先輩の借りますね」

私の部屋のクローゼットを勝手にあさると私の寝巻きを手にバスタオル1枚の佳奈が声をあげる。

「はっ?」

「ちょっとぶかぶかだけど良いですね!先輩の香りがします」

私の寝巻きを着た佳奈が嬉しそうに微笑む。

「あんた何勝手にっ!」

「先輩、ベット借りますね!一緒に寝ましょっ!」

「はぁぁぁぁ!!」

どうしてこんな状況になっているのかというと数時間前に遡る。

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