普通×地獄=不幸↓
第1章 最初の夢と現実
四度目の検察庁の聴取に行ってきた。私は、もう疲れた。検事の聴取を認めてきた。裁判で争うのもやめた。何を言っても無駄だと。真実をねじ伏せてくる。このままじゃ済ませないと思う気持ちがある。私は思った。もし、私が検事ならば人として相手の気持ちを第一に尊重する検事になりたいと。検察庁など無駄な組織だ。本当は、弁護士に相談したかったがお金がない。結局、私は負けたのだ。もちろん、怒りも抱いている。歩きながら家に向かった。私は、また前を向いて歩くことが出来なくなった。下を向いて歩いていた。世の中全て恨むようになった。もう疲れた。自分が嫌になった。