
スケッチ
第1章 大宮
〜大野side〜
「カズ?」
「何?」
「いや...ボーっとしてた?」
「え。ううん、ごめん。 なんか...萎えた笑」
ズキと胸の奥が痛んだ。
それがういう意味じゃないってわかってるけど、だけどなか
なか慣れない。
「疲れてる??」
最近は映画の撮影で忙しいのかもしれない。それにほら今日
も遅くまで撮影してたし。
きっと疲れてるんだ。
「いや、そんなことないんだけど、なんでだろ。」
「......。」
フッとニノがこちらを見て、目線を下げて言った。
「冷めたかな...?」
「え。」
さっき傷ついた胸を抉られる感覚がした。
「ふっ、 ふふふっ嘘だよ笑 その反応逆に傷つくから笑」
よっぽど自分の顔に表情がでてただろうか、ニノは俺を見な
がら笑ってる。
俺は途端に恥ずかしくなってニノを叩く。
「だって...!」
何故は今日は必死になってる。ちょっとしたことで不安になってる。なんでだろ?
「なんか...もしそうだったらって...」
俺が疲れてるんだろうか。たぶんそうだよな。普段あまり言わないことをニノも知ってるからちょっとびっくり顔をして俺を見てる。
「不安になった??」
コツンとおでこをくっつけてくる。
ニノのあざといところも計算でわかってやってる。
それが悔しいけど、事実だから、そしてそういうところも好きだからなんとも言えない。でも、
「別に!」
結局悔しくて意地を張ってしまう。
「ふーん? まあいいや? さーてと今日はこのまま寝るかあ〜。」
「うん、そうしよう。 今日はなんか疲れてるわ、俺もカズも! 一緒に寝よ。」
たまにはこんな日があってもいいかあ。と再度布団に潜り込む。
ニノももぞもぞと入る。俺の方に顔を向けながら
「そーね、俺大野さんと一緒に寝るの好きだよ。」
「...どっちの意味で?」
「ふふっ、どっちの意味も♡」
語尾にハートマークついてるのがなんとなく見える。
俺もニノの方に顔を向けると、ふにゃっと笑うニノの顔でこっちもふにゃっとしそうになる。
ずっと友達で、ずっと恋人で、ずっと延長戦。
友達になろうとか、告白とか、そういう言葉もなく俺たちは今に至る。
すごく自然に、気づいたら。
それがいいことなのか悪いことなのかはまだはっきりしてないけれど。
「カズ?」
「何?」
「いや...ボーっとしてた?」
「え。ううん、ごめん。 なんか...萎えた笑」
ズキと胸の奥が痛んだ。
それがういう意味じゃないってわかってるけど、だけどなか
なか慣れない。
「疲れてる??」
最近は映画の撮影で忙しいのかもしれない。それにほら今日
も遅くまで撮影してたし。
きっと疲れてるんだ。
「いや、そんなことないんだけど、なんでだろ。」
「......。」
フッとニノがこちらを見て、目線を下げて言った。
「冷めたかな...?」
「え。」
さっき傷ついた胸を抉られる感覚がした。
「ふっ、 ふふふっ嘘だよ笑 その反応逆に傷つくから笑」
よっぽど自分の顔に表情がでてただろうか、ニノは俺を見な
がら笑ってる。
俺は途端に恥ずかしくなってニノを叩く。
「だって...!」
何故は今日は必死になってる。ちょっとしたことで不安になってる。なんでだろ?
「なんか...もしそうだったらって...」
俺が疲れてるんだろうか。たぶんそうだよな。普段あまり言わないことをニノも知ってるからちょっとびっくり顔をして俺を見てる。
「不安になった??」
コツンとおでこをくっつけてくる。
ニノのあざといところも計算でわかってやってる。
それが悔しいけど、事実だから、そしてそういうところも好きだからなんとも言えない。でも、
「別に!」
結局悔しくて意地を張ってしまう。
「ふーん? まあいいや? さーてと今日はこのまま寝るかあ〜。」
「うん、そうしよう。 今日はなんか疲れてるわ、俺もカズも! 一緒に寝よ。」
たまにはこんな日があってもいいかあ。と再度布団に潜り込む。
ニノももぞもぞと入る。俺の方に顔を向けながら
「そーね、俺大野さんと一緒に寝るの好きだよ。」
「...どっちの意味で?」
「ふふっ、どっちの意味も♡」
語尾にハートマークついてるのがなんとなく見える。
俺もニノの方に顔を向けると、ふにゃっと笑うニノの顔でこっちもふにゃっとしそうになる。
ずっと友達で、ずっと恋人で、ずっと延長戦。
友達になろうとか、告白とか、そういう言葉もなく俺たちは今に至る。
すごく自然に、気づいたら。
それがいいことなのか悪いことなのかはまだはっきりしてないけれど。
