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キミのとなり

第12章 おしゃべりな瞳 2

「はぁ。はぁ…」

「ん…う…ン…」

抜き差しするたびに声が漏れる。
甘く切ない声が。

細い腰をもう一度 抱えなおして奥へと打ちつける。

「ぁ……あーーッ」

二人とももう限界が近い。

「和くん……か…ず…和…」

「……ま…さ…きぃ…」



「和?」

ぎゅっと目を閉じていた和くんの頬をさすって瞼と唇を啄む。

「ま…さき…」

小さい声が。

かすかに聞こえる…僕を呼ぶ声が。

きつく抱きしめて腰を突き上げると二人とも果てた。

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