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キミのとなり

第13章 きづいてよ

a side

飲み会は楽しかった。

次の日、翔ちゃんからメールがきた。

《今度はふたりで飲みに行こうよ》

……

別にいいけど。
なんで みんなでじゃないんだろう。
サシ飲みでもしたいのかな。
うん、別に翔ちゃんは楽しい人だし。

《うん。いいよ。》

あれよあれよという間に ふたりで飲みに行く日になった。

普通に仕事の話や世間話、ちょっと恋愛の話なんかもして、“またね!”って別れた。

数日後、間を空けずに又お誘いがきた。

……

「ね、ニノ。翔ちゃんから飲みのお誘いがあるんだけど…。」

「へぇ。」

「ニノも行かない?」

「…ここんとこ忙しくてさぁ。ゴメン。」

「ううん。いいんだ。」

*****

その2回目の飲みの席で、俺は翔ちゃんに告白された。

「相葉ちゃん。俺、相葉ちゃんのことが好きなんだ。」

照れくさそうに言う。
びっくりした。
まさか翔ちゃんが俺をそんな風に思ってくれてるなんて。

難しいと思うし、悩むだろうけど、前向きに考えて欲しいと。
付き合って欲しいって。

男の人が男の人に告白するって勇気がいるよね。
でも。ごめんなさい。
俺はニノが好きなんだよ。

「…翔ちゃん。俺、好きな人がいる。」

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