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キミのとなり

第13章 きづいてよ

翔ちゃんとは時々会ってる。

断るのも変だし。
翔ちゃんのこと友達として好きだし。
普通に飲んで食べて。
じゃまたね、って別れる。

明日は休み。
家に帰るとニノはまだだった。
ソファにパフッと膝から落ちる。
ほろ酔いだし気持ちいい。
でもちょっと喉痛いな。
風邪のひき始めかなー。
薬飲んどこう。
明日休みでよかった。
1日寝てれば治るだろう。
ちょっとだけ…と目を瞑る。



おでこに手のひらが乗った感触がして。
しばらくしたら冷たいのがおでこに貼られた。
気持ちいい…。

「相葉さん。起きれる?」

ニノだぁ。

俺を担ぐようにして俺の部屋へ連れて行ってくれた。
ベッドに座ると、ゴロンと横になった俺に、

「着がえよ?ラクになるから。
バンザイして。」

バンザイしたら服を脱がされて。

用意してくれてたらしき絞ったあたたかいタオルで体を拭いてくれた。

薬も飲まされて。
スエットに着替えたら布団の中に潜り込んだ。

「ニノ…。」

「うん。ここにいるよ。」

「ありがとう。」

「うん。もう眠って。」

もう少しニノの顔を見ていたいって思ってたけど疲れてるのか病んでるのかスーッと眠りに落ちた。

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