出会い系な日々
第14章 遊ばれる女 春菜・六甲
「はぁ~、ちょっと休憩…」
シートに身を埋めて大きく息を吐く
もし止まれず山の斜面に突っ込んでたらどうなってただろう?
あのスピードなら怪我はしないだろうが、車が動かなくなる可能性もあった
こんな所までJAFを呼んだら何時間待たされたか分かったもんじゃない
まして崖側に滑ってたらと思うとゾッとする
何事もなく過ごせてる今のなんて幸せなことか
ふと春菜の方に目をやると、シートを倒し気味にしてリラックスしてる
そして目が行くのは突き出たボイン
人間は身の危険を感じだ時、本能で子孫を残そうと性欲が増すそうだ
今の俺がまさにそう
薄明かりに浮かぶお椀型のシルエットを見て完全にスイッチが入った
股間が疼いてムスコが膨らみ始める
事故に比べたらエッチを拒否られるなんて大した事じゃない
もう臆病はやめた
俺は体を起こして春菜の方へと体を寄せる
「ぇっ?なに?」
一瞬、戸惑う春菜
俺は怯まず顔を寄せると、春菜の唇を強引に塞いだ