出会い系な日々
第2章 東京の佳奈・口淫
京都まで約1時間の道のり
眠いこと山の如し
我慢しながら京都南インターを下りた頃に佳奈が目を覚ました
「ごめん…寝ちゃった…」
「かまへんよ。ヘトヘトやろ?」
笑いながら声をかける
腕にしがみつく佳奈
ここで眠気覚ましにフェラを頼んでみる
眠過ぎて少しおかしくなってた
「ちょっと舐めて…」
もう言えばしてくれるのは分かってる
佳奈はチャックを開けてペニスを取り出すと股間に顔を埋めた
運転しながらのフェラって癖になる
運転で気を張ってるから頭もペニスも敏感になるみたい
おかげで眠気が飛んだまま午前4時過ぎ京都駅に着いた
さすがに射精する元気はない
「ありがと♪」
俺はズボンを上げると疲れきってシートにもたれかかった
しばし沈黙
佳奈が何も喋らない
何気なく佳奈を見ると声を押し殺して涙をボロボロ流してる
「えっ?なんで?どうしたん?」
「いや!帰りたくない!!」
それからしばらく号泣された
「泣かんとってやぁ…」
俺は強烈に自己嫌悪
これはいけない領域に入ってるかもは
「泣いたらあかんて。もう会えない訳やないんやから。そんな泣いたら俺もつらくなる…」
佳奈は頷いたが涙は止まらない
「いっぱいキスして…」
それに答えて顔を寄せようとすると
「ちょっと待って!これして欲しい」
何かと思えばバックから取り出したのはメガネ
確かにメガネフェチだとは聞いていた
「これしてキスして♪」
「ほんまに持ってきたんや。あいよ♪」
手渡されたメガネをかけて顔を上げた
「きゃー!イイー!」
さっきまで泣いてたのはどこへやら大はしゃぎ
そのまま唇を重ねると、今までで一番激しく返して来た
そしてキスしてるとこを写真に撮りたいと言う
「恥ずかしい事ばっか言うなぁ」
照れながらキスをして携帯カメラを向けるけど、キスしながら撮るって難しい
何度か撮り直してる内に彼女も涙が止まって来た
「ほら友達待ってるで?もう戻らんと」
佳奈は頷いて友達にメールを送った
最後にもう一度キスして涙を拭いてあげる
佳奈は俺が離れるまでキスをやめようとはしなかった