
出会い系な日々
第16章 デカイ女 麗子・自滅
相手が彼なら友達とは言わないはず
「それは彼ではないんやな」
「うん違う(笑)友達」
「友達って地元の?もしかしてユガメ?」
「ユガメではないよ」
ユガメじゃなけりゃ何なのかまで言えっての
イライライライラ…
まあ親友や幼馴染じゃないって事はわかった
遠回しに聞くのも腹立つのでズバッと聞く
「エッチしたな?」
出会い系を始めてコレばっかり聞いてる気がする
でも男女間では避けては通れない確認事項なのだ
「多分ヤッてるな」が8割
「好きでもない奴とはしないはず」が2割
麗子からの返答は…
「さっきしちゃった(笑)」
はぁぁぁぁぁぁぁぁ……身体から力が抜けていく
俺が甘かった…見る目がなかった…
そんな女じゃないと思ってたから友達として付き合って来たのに、何のためらいもなく「さっきしちゃった♪」と言われちまった
さらに麗子は追い討ちをかける
「いま後ろから襲われてんねんけど(笑)」
何この実況??
さらに「オッパイ触られてる」だの「手が下に来た」だの「脱がされてる」だの
もしやAVでよくある第三者に聞かせて興奮するプレイ?俺はダシにされてるのか??
頭にきた俺は心の中で叫んだ
「俺にもやらせろー!」
その瞬間、頭の中で警報が鳴り響き、露骨で最低な二択がセットされた
SEX or END
断られたら終わりだ
