
出会い系な日々
第16章 デカイ女 麗子・自滅
でも今の俺に出来ることはない
なんせ携帯の向こうでは交尾しようとしてるのだから
「めっちゃ触られてる(笑)」
「知らんがな!」
ここで俺は携帯を投げ出した
あ〜腹がたつ!
悲しいことに煽られてチンコはギンギン
抜かないことには収まらない
仕方なくシゴき始めると、いつもより興奮してる自分がいた
と同時によみがえる野生の本能
出会い系では佳奈の反省から深入りせず抱ける女を求めてたはずなのに、根が臆病で奥手な俺は気づけば友達ごっこになっちまう
やめやめやめやめ!
麗子が好きでもない男とエッチするなら「俺もやりたい!」と思うのは健康優良男子なら当たり前
今までの関係が壊れるのを覚悟でアタックしててやる
24時間後…
いきなり嫌味メールをお見舞いしてやった
「昨日は燃えたみたいやな~(¬_¬)」
「え〜別に燃えてないよ~(笑)」
別にってのがムカつく
「朝までやってたんやろ」
「してないって(笑)」
「もう前の彼はやめたんか?」
「だって付き合おうって言えへんし…」
「別れてはないんやろ?」
「うん…」
「昨日の男は好きになりそうなん?」
「ないない(笑)」
そんな男に襲われる様を実況するその神経恐るべし
よし、ここからだ
少し怖いので冗談ぽく切り出してみる
「俺も襲いたい!(笑)」
「あははは(笑)」
「なんで笑うん?」
「え~だって…ほんまに言うてるん?」
「彼とやってるんはいいけど、そんな男とするなら俺も我慢出来ひん」
なんて勝手な理屈、子供かよ
「えっ!私とエッチしたいん?」
「したい!!」
