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天然にケダモノ

第3章 図書館ではお静かに



放課後だけあって利用する生徒は少なかった


(えっと…)


次の資料に使う本を探していると大人しそうな女子生徒が俺に近づいてくる


「あの繭来先生…」

「君は確かC組の紅葉だったね?」

「はい…あの先生…」

グッと近づいて俺にくっつく


(へー大人しそうな感じだけど意外に大胆だね)


「紅葉?」

「先生…私おかしいんです…先生を見るとドキドキして…」


紅葉は俺の手をとり自分の胸にあてがう



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