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天然にケダモノ

第4章 家出の梨原



(ちょ、ちょっと待て~~~)


俺はポカーンとする紅葉を置いて梨原を追って腕を引く


「り、梨原?」

「なんですか?先生?」


梨原はまったく何も見てませんと言うような顔立ちをしていた


「先生…私、こう見えて忙しいんですさよなら」


腕に抱えた本を図書カードに書き梨原は図書館から出て行った


(はぁ~~~学校ではまずいよな~~)



俺は紅葉のことをすっかり忘れ梨原を追うかのように図書館を出た



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