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天然にケダモノ

第4章 家出の梨原



その日の夜、残業をして帰ろうとした時、電話が鳴る。


「はい茶堂学園」

「あ、梨原天の父親の梨原青架(りはらせいか)と言いますが娘はまだそちらにいますでしょあか?」

「いえ、とっくに下校しましたが…」

「そうですか…」

「あ、僕も一緒に探します梨原さんはお家で待機して帰ってくるのを待っててください」

「そんなご迷惑をかけること…」

「いえ僕、担任ですので」

「すみません、ではよろしくお願いします」


俺は連絡簿から梨原の携帯番号をメモして上着を持って学校を出た




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