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天然にケダモノ

第4章 家出の梨原



「梨原?」

梨原の躯に触れると少しばかり震えていた


(どうしたんだ…梨原?)


「梨原もう遅いから家に帰ろう」

「い……ゃ…」

「ん?」

「いや!帰りたくない!!」


さらにぎゅっと抱き締めてくる


「梨原わかったから少し落ち着け」

「…………ぅん」


梨原を落ち着かせ声をかける


「梨原…俺ん家、来るか?」

「え?」

「帰りたくないんだろ?ほら少し冷えてきた帰ろう」


梨原は小さく頷き一緒に歩き始めた






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