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愛は要らないから…

第8章 堕落



「ぅっ…くっ……」


鎖骨から下は何も愛撫されず
俺の中はまだ受け入れられづらい状態で

眉を寄せて顔を歪ませると
声を押さえようとその顔をベッドに埋めて
シーツを握りしめた


それでも強引に挿入しようとしてるのと、大和の方が濡れてて
すんなりとはいかないものの、痛みは感じずちゃんと中に入って来てるのが分かった


「気に…しないで、動いて……」

「秋……」

「うぁっ!…んっん……!」


本当に俺の事はいいから感じて欲しかったし
動いてくれれば濡れて来るはずだと

俺は必死に声を押し殺して
腰がガクガクしても下がらないように保った


「聞こえる?秋の中、滑りよくなってる…」

「んっ、やぁ…」


言われなくても
さっきから突かれるたびにどんどん
くちゅって音が大きくなってるのが部屋に響いていたことは気付いていたのに

改めて、大和に声に出して言われると
恥ずかしくて反応してしまう…


「きゅって締まった…っ、変態…」


そう言われて後ろの方で
ふふっ、と笑われると

大和の動きが速くなって肌のぶつかる音も強く聞こえてくる



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