愛は要らないから…
第9章 恋愛感情
「……き、ぁき…」
「ん……」
俺の名前を呼ぶ声がしてほんの少しだけ
目をこじ開けた
「テレビ終わったから、ベッドで寝るぞ?」
テレビ…?
あ、しまった
最後まで観ないでいつの間にか寝てた…
あれだけ観ると意気込んでいたのに
それでも全然眠くて
今も既にうとうとし始めていた
「秋…?」
「………」
「……ったく…」
再び眠った秋を抱えて
大和はベッドに寝かせて
自分も寝ようと電気を消し、秋の横に寝そべった
「続きしようと思ったのに…明日、覚悟しろよ」
そう言って秋に口付けると
大和も眠りについた