愛は要らないから…
第9章 恋愛感情
「「3、2、1、0ー!」」
兄妹3人みんな妹の部屋に揃って
俺と妹で年明けのカウントダウンを数えた
「今時、変わる瞬間にジャンプするとか小学生じゃん」
大和は冷静かつ、少し笑いながら
妹にそう言った
「だって年跨ぎ浮いてるんだよ!?どう見てもすごいでしょ!
てか、みんななにもしなさすぎ」
「俺は年変わる瞬間ちゃんとしたいことしてたぞ?」
「え、なんもしてなかったじゃん」
「笑ってた」
そう言って俺はふへへとまた笑ってみせた
「つまんな…」
「えー!大事なことだろ
年の終わりを笑顔で終えて笑顔で新しい年を迎える
すんごい素敵やろ?」
「それ自分で言う?」
「自分しか把握してないんだから仕方ないじゃん…
それより、大和の方責めたら?
何にもしてないのが一番反則だ!」