愛は要らないから…
第10章 嫉妬
学校に着くと
三年生はクラス替えが無いため
下駄箱の入り口前に貼られてる
クラス表は見ずに
靴を履き替えると
そのまま俺らは教室に向かった
「荒井と神谷だから名簿順なら隣同士になれるんじゃない?」
「あぁ、確かに…だといいな」
教室に入ると
黒板に何か紙が貼り付けられてあった
あれが、席順の表?
「「おぉぉぉ!!」」
見てみると
荒井が窓側の前から2番目
俺は窓側からも前からも2番目
本当に俺と荒井は隣の席同士になってて
思わず感極まって同時に叫んだ
「よかったぁ…よろしく、秋くん」
「もちろん。こちらこそよろしく」