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愛は要らないから…

第14章 俺のもの



「あの…」


氷が溶けかけて
グラスの中でカランっと音がなると


なんだか
それがゴングの合図かのように荒井から声がかかった


「本当にごめんなさい。でも、嫌なことしようとかじゃなくて理性が保てなくて
頭が色んなことでいっぱいいっぱいで、そしたら体が動いちゃって…

でもそれは、その……」


「なに?」

また少し沈黙が続くのがめんどくさくて
次は俺から声を発することに口をつかって聞き返した




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