愛は要らないから…
第15章 永遠に…
腕に手を添えると少し下に力を加えると
解けた
そして覚悟をもって
大和と向かい合って
俺から口づけて、それはどんどん深くなっていった
「……ん…っふ……」
頭を包み込むようにして
何度も角度を変えて求めあった
「…っ……俺だって好きだよ!
恋愛感情なんて論外だって無理矢理押さえ付けて
とっくのとうに答えは出てたのに、逃げて気付かないようにしてた…
最初は確かに慰めるだけの行為だったよ?
でもいつしか大和を…愛を求めてしてた
今日だって怖いのもあったけどやっぱり大和が良くて着いていくの止めようとした
セックス依存症なんかじゃない
大和が好きで好きでたまらないんだよ
大和のこと兄だって分かってても彼女がいるの分かってても好「いや、それはちょっと待って」
「………へ?」
良いとこだったのに!って言いたいくらいだ
「なんか、お前も勘違いしてるな」