無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢ずるくない。全部本音しか言ってない｣


まっすぐ捕らえた揺らぎ無い目


｢どうしたら信じてくれる？｣


甘えたような声

大和の全部が悔しいほど胸をしめつける


｢………｣


顔が見えないように俺からぎゅっと抱きついた


｢っ……ずっと離さないってのも本音？嘘じゃない？｣

｢もちろん｣

｢じゃあそしたら俺しか見ないよね？

本当に離さなかったら
そばにずっといてくれたら…


信じてあげてもいい…｣


賭けでもある

彼女だろうが違かろうが、これだけ言えば束縛の域に達する

そうすれば本当に俺だけを…
でも大和はそこまで好きでいてくれるのか

分かんない…


｢秋…だめ可愛い｣

｢ちょっ！｣


ベッドへ引き込まれて
縫い付けられるように大和の下になった


そしておでこにキスを落とされる


｢信じて…


愛してる｣


本当に…？


そんな眼差しで見つめてると
次は唇に大和の唇が触れた


あぁ…いいんだ……
これからずっと離れなくていいんだ


｢俺…んっ…俺も…｣


キスに深く溺れた



夢みたいだ…
これが幸せって言うのかとも思った


また恋して、好きな人に好きって言えて、誰かと付き合うなんて


俺もこんなこと
こんな思いしていいんだ