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愛は要らないから…

第15章 永遠に…



通い慣れてたけど

少し前からここ、大和の家が俺の暮らす家になった


やっと…
思う存分二人でいれる。

たくさん恋人らしいこと出来る。


きっと俺らの関係を許さない人はたくさんいる

男同士

その上兄弟なんて…


そう思ってたのは俺もだから、気持ちは痛いほど分かる。











けど今は
当の俺達本人は幸せです


そしてこの先も昔も今も離れてしまうことは
ずっと苦しくて辛い事。


これ以上、一緒には居られないなんて
もう思えません。

もちろん他人から一緒にいるなと言われても
もう離れられません。

だから誰にも秘密で俺達はここで暮らすつもりです。



二人が愛を必要とする限り…





「行ってきます」


誰もいない玄関をあとにすると俺は鍵をかけて

歩きだした





























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