愛は要らないから…
第4章 兄の慰め
ベッドはすぐそこだとゆうのに
ぐったりと床に倒れこんで、大和ももちろん俺の上から退いてくれはしない
「可愛い…」
「うっ…ん……」
俺の右手は床に押さえつけられ
ズボンの上からだったはずが片方の手は下着のなかに侵入して直接触られて
胸の突起を甘噛されては吸われていた
もう完全にされるがままだった
「んんっ…ふっ……」
必死に喘ぎ声は抑えていたつもりだ
場所は実家
こんなの兄弟とか男同士じゃなくても聞かれるのは恥ずかしいし
完全にバレたら例えようのないほどに酷いことになるに決まってる
下唇を噛んで、目もぎゅっと閉じ
全身に力をいれて快感と戦っていた
「可哀想なことしないの」
「ふぁ、んん……ん…」
大和は俺の下唇を舐めて
優しく口内に入ってくる
キスで俺の声を抑えようとしてくれたみたいだけど
無理矢理自分で抑えるのと
キスで気持ちよくなりながらも声の出せない状況では後者の方が苦しい
それでも俺は空いてる左手で大和の服をつかんで
必死に耐えた