
愛は要らないから…
第5章 リ・スタート
「なに?」
「別に…なんで服着るのかなーって」
食事も風呂も済ませ
最後の日だ
絶対すると思って
大和が風呂上がった時からじっと目で追いかけると
上半身だけ裸だった大和はTシャツを着はじめた
「どうせ脱ぐのに」
俺はそう言うとベッドに座り
横をポンポンして、隣に来るように大和を誘った
「お前からなんて百年早いんだけど」
「んっ…ふ……」
大和は俺の前に立ちはだかると
そのまま上からキスをしてくる
俺は大和のシャツの中に手を入れて
全体をゆっくり撫でまわした
スイッチが入ったのか大和も隣に座り
体を抱き寄せられた
「後でヒィヒィ言うくせに煽りやがって…」
「……いいよ。俺の事気にしないで
ぶっ壊して」
「秋…」
「大和…っんん…」
口内が大和の舌で満たされて
痺れていく…
