愛は要らないから…
第6章 叶わぬ恋
「ごめん!今日は用事があるから…」
「えー…」
今日で静也が日本を旅立つ日
友達にどこか付き合ってもらおうと思って放課後
誘ってみるけど断られた
まあ、毎日毎日行けるわけないし
用事があるなら仕方ないけどさ…
「じゃあ明日は絶対だからな!」
「わーったよ。なんか明日奢るからさ。じゃあな」
すると教室から急ぐように走って出ていった
あまり引き留めなくて良かった
そう思う反面この時間はどう過ごそうか考えた
帰ってもなんもないし
一人でどっか行くのも楽しくないし
下校時間まで学校にいてもしょうがない
こうゆうときに思い付くのはやっぱり
あの公園…
別に…いっか!
だって、なんとも思ってないし、ただの暇潰しだし
ちょっと困ったらそこに行く癖がついただけだ
それに、もう日本には静也はいない
今頃空の上だろう
そう余裕ぶって俺は鞄を持って学校をあとにした
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