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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第1章 ~呼び出しの屋上~

「別に悪いことじゃないよ
同じ腐男子の人が居てくれて、嬉しいって思っただけだよ…。」

「……でもよ、ヤンキーが腐男子って何か格好悪いだろ…。」

へぇ、そういうとこ気にするんだ。

「別に良いじゃん
ヤンキーが腐男子でも」

「…?」

そう、別にヤンキーが腐男子でも良いじゃん。

「ヤンキーが腐男子で、何が格好悪いの?
格好良いとか、格好悪いとか関係ないよ」

「日向…?」

「好きなら別に良いじゃないか
もし、変に言う奴がいたら好きに言わしとけばいい
そんな奴らなんかほっといて、自分を貫き通せばいい」

僕は中学の頃『男がBLって(笑)』、『腐男子とか気持ち悪い…。』って周りから変な目で見られた。

苦手なものはしょうがないし、気持ち悪いって思うのもその人の自由。

でも、それを声に出されたり態度で示されると辛い。

「僕ね、中学生の頃は腐男子って理由だけで周りから差別を受けてた」

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