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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第2章 ~腐男子友達~

◇花音学園4階・1年D組◇

放課後になり、僕は鞄を持って研磨君の席まで行った。

「おう…。」

「?」

あれ、何か元気がないな…。

まぁ、良いか。

「んじゃあ、ばいば~い♪」

「お、おう
またな」

「日向君、ばいばい」

「日向、また明日な~」

僕はクラスメート達に挨拶をして、研磨君と少しざわついてる教室から出た。

◇電車の中◇

「……なぁ、歩」

「研磨君どうしたの?」

電車の中でも、研磨君は少し暗いままだった。

「俺と一緒に居て迷惑じゃないか?」

「どうして?
迷惑じゃないよ」

「だってさ、今までは綺羅と鈴村達と一緒に居たのに
急に、俺と連むから周りがざわついてんじゃん」

あぁ、周りの目を気にしてたのか。

「俺と一緒に居て、お前まで変な目で見られたり、陰口言われたら悪いじゃんか…。」

「研磨君…。」

そこまで、気にして心配してくれてたんだ。

「別に迷惑じゃないし気にしないで」

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