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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第2章 ~腐男子友達~

「でもよ…。」

「でもよもクソもないよ
僕は、研磨君と友達になりたいから友達になって、一緒に居るんだしさ~」

じゃなきゃ、あの時に屋上で叫びながら逃走してたよ。

「たとえ、周りがどう思ってようが言ってようが
僕は、研磨君と友達を辞める気はないよ♪」

「歩…。」

周りなんて関係ない。

言いたい奴には、好きに言わせとけば良い。

「歩、ありがとな!」

「うん!」

ふと、車内を見ると女性達が黄色い声でざわついている。

あぁ、この車内に居る女性達は全員貴腐人の方々かな。

◇アメニイト天王寺店◇

「おぉ~、また新刊入ってる♪」

「このBL小説、歩好みじゃね?」

1冊のBL小説を手に取り、僕に見せる研磨君。

「えっと、アンタと俺の種という運命
SF系のBL小説か」

「先輩×後輩だけど、歩の好きな絵師のやつだしな」

僕は、主に下克上萌えだけどリバも一応イケる。

研磨君の言う通り、僕の好きな絵師のBL小説だ。

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