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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第2章 ~腐男子友達~

「了解」

僕達は、もう少しBLコーナーを見て回ってから、レジに並んで会計を済ませる。

「学校帰りか、いつもこの時間帯って学生が多いね」

「まあ、そんなもんだろ」

◇アメニイト天王寺前◇

「そう言えば、歩って家どの辺なんだ?」

「JR天王寺駅から徒歩10分だよ」

すると、研磨君の表情がぱあっと明るくなる。

「マジで!?
俺の家、阿倍野駅から徒歩10分なんだよ」

「えっ、徒歩で自転車で行ける距離じゃん!」

まさか、意外に近いとは思いもしなかった。

「そうだ
研磨君に貸したいBL本、何冊かあったから今から家に来ない?」

「良いのか?」

「うん!」

「歩が良いならお言葉に甘えるぜ」

こうして、僕は研磨君と一緒に僕の家に向かい始めた。

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