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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第3章 ~研磨VS真~

「研磨君、強い…。」

研磨君だけじゃない、研磨君の仲間2人も先輩達より強い…。

「あっ」

研磨君の回し蹴りを食らって、倒れてた1人の先輩が立ち上がるが、研磨君はそれに気付いていない。

仲間2人も、それぞれの先輩達を相手にしていて気付いてない…。

起き上がった1人の先輩の手には、鉄パイプが握られている。

僕は、急いで駆け出す。

「研磨君っ」

先輩は、後ろから鉄パイプを振り上げる。

「研磨君、後ろ!!」

「えっ?」

僕の叫び声に振り向く研磨君。

研磨君の仲間2人も、他の先輩達も僕の方を振り向く。

「調子にノッてんじゃねえぞ!!」

先輩は、鉄パイプを振り下ろす。

「研磨君!!」

「うわっ」

僕は、研磨君にタックルした。

僕にタックルされた研磨君は、地面に尻餅をつく。

「ぐあッ」

研磨君の代わりに、鉄パイプで頭を強打される。

「歩!!」

僕は、その場に倒れてそのまま意識を失った。

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