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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第4章 ~不満爆発~

だから、今回の作戦を立てた。

「やっぱり、俺なんかとダチ辞めた方が歩のためなんじゃ…。」

「研磨君!」

「いでッ」

また弱音を吐く研磨君の額に、僕はデコピンをした。

「研磨君、本当に怒るよ?
僕のためになって何?
僕のためって勝手に決めないで」

「歩…。」

「僕は、きみと一緒に居たいから一緒に居るんだ
誰が何と言おうと、研磨君と友達を辞める気はない」

自分の友達は自分で決める。

友達を辞める時も自分で決める。

他の人の指図で決めたくない。

「研磨君は、僕と友達辞めたいの?」

「辞めたくねえに決まってるだろ!?
けどよ、実際に俺と関わってなければ、歩が怪我することなかったじゃん…。」

「確かに、きみと関わってなかったら、こんな怪我をすることはなかった」

それは、事実かもしれない。

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