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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第4章 ~不満爆発~

「でも、実際の理由は僕が自分の意志で、勝手に様子を見に行った
自分の意志で、勝手に研磨君を庇って怪我をした」

それも紛れもない事実。

「つまりは、僕の事故責任であって研磨君のせいじゃない
僕の自業自得なんだよ」

「歩…。」

「だからもう、自分を責めないでよ
次に弱音を吐いたら、研磨君の好みのCPの逆CP本を音読するからね」

「わかった…。」

よし、この話はこれで終わり!

「さてと、帰りは天王寺のブックオフでBL本でも、立ち読みに寄ろうかな」

僕が言うと、研磨君は首を横に振る。

「駄目だ
頭痛が完全に消えてないのに、今日は寄り道なしで家に帰れよ」

「ちぇ~、わかったよ」

研磨君に言われた通り、今日は寄り道せずに家に帰った。

細かく言うならば、研磨君に家の近くまでついて来てくれた。

真や両親にも、階段から踏み外して落ちた。

そのせいで、怪我をしたって誤魔化した。

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