テキストサイズ

花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第5章 ~お試しSEXからの告白~

-研磨視点-

金曜日の朝、歩からメールが送られてきた。

頭痛と立ち眩みがまだ治らないから、今日は学校を休むことにしたみたいだ。

そういうわけで、俺は1人で学校へ行った。

◇花音学園4階・1年D組◇

「……。」

「うわぁ、来たよ…。」

「あぁ、目が腐る…。」

「まじ最悪…。」

教室に入るなり、クラスメートの奴らから冷たい視線と、侮蔑な視線を浴びて陰口を叩かれる。

俺は気にせず、自分の席に座った。

それから数時間が過ぎて、昼休みになって屋上へ行った。

◇花音学園・屋上◇

「頭痛と立ち眩み、まだ治ってないんだ」

「じゃあ、今日は帰りにお見舞いに行くのか?」

「おう」

聡の質問に頷く。

昼休みの屋上、俺は蛍と聡と3人で昼飯を食べている。

「で、お前はクラスで大丈夫なのかよ?」

「昨日の一件で、クラスからの不満が爆発したらしいじゃねえか」

「あぁ
でも、歩のおかげで助かった」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ